計算機による帰納的モデリングの環境
ニュース & イベント
2007.12.6~8 共同研究集会「データ解析環境Rの整備と利用」および関連するセミナーを開催します。
Tutorial of GAPの日本語資料 を公開しました。
共同研究「Rの整備と利用」研究会」一日目の様子を公開しました。
SC06参加の様子を公開しました。
概要
現代の科学研究において、計算機は欠くことのできない道具です。それは巨大電卓としての 役割だけにはとどまらず、複雑な現象のモデルを記述するための主要な手段になっています。 例えば、飛行機の飛行過程を、数式や自然言語だけで正確にモデリングすることは困難ですが、 計算機によるフライトシミュレータはそれを実現しています。さらに計算機は、帰納的推論に欠かせない 多量の事実(=データ)の収集と保管にも欠かすことができません。インターネット技術は、 計算機のこの機能を飛躍的に強化しました。本研究は、このような計算機の機能を、より有用な方向に 発展させようとするものです。特にスーパーコンピュータを用いた、乱数の発生と そのシミュレーションでの利用、統計解析環境における並列化とネットワークおよびグリッドの 利用などを研究し、最先端の統計および計算機技術を利用した、帰納的モデリングのための環境を構築します。